「不動産投資は、株より安全だと薦められて始めたが、次々と物件の修理に追われて、費用ばかりが持ち出しになっている」「きちんとリフォームして入居者を募集しても、何ヵ月も空室が埋まらない。不動産屋からは家賃を下げるだけ下げろといわれ3割も下げたが、それでもなお、まだ空室が埋まらす頭を抱えている」「売却して不動産投資から撤退したいが、ローンの元本よりも物件価格が下がっていて、売るに売れなくて困っている」サラリーマンのかたわら、不動産投資に乗り出すという人が年々ふえているそうです。
[参考]
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老後の年金代わりに、減給やリストラに備えた副収入作りに、あるいは本格的に脱サラして大家さんを目指すために−といった理由がその背景にはあるようです。企業環境が厳しさを増すにつれ、こうした風潮も強まってきたようで、書店の不動産投資本コーナーには、「サラリーマン大家さん」になることをすすめる、さまざまな内容の解説本や手引書が並び、百花繚乱の趣さえあるほどです。しかし、中にはサラリーマンが乗り出すには、危ない不動産投資法といわざるをえないような内容のものも多数見受けられます。たとえば、長期にわたる莫大なローン債務を抱えているだけなのに、ローンの元利払いよりも、マンション一棟から上がる家賃収入のほうが多いのでプラスの収益が出て儲かっている−などとするサラリーマン大家さん自身による成功体験本の類です。マンション一棟物ともなれば、少なくとも1億円近いローンを組まなければ、購入は不可能です。これをギリギリまでの借金で購入することが、どれほど危険かということか満足に顧みられない投資法まであるのですから、驚かされるばかりなのです。