繊維・縫製関連機器の今後の開発の方向の一つはQR対応である。すでに旭化成はアパレル三次元CADを使ってCADの多能工化とQR対応のアパレル設計の業務改革を提案している。一方、現在取り組まれているTIIP(繊維産業革新基盤整備)事業の業務システムの開発テーマにはアパレル生産分野が四件ある。このうち、全日本婦人子供服工業組合連合組合が中心となって進めている「CADデータ・縫製データ交換システム」は、同一機種のアパレルCAD間に限られているパターンデータのやりとりを異機種間においても実現させ、CAD互換によって得られた共通フォーマットによる図形データを、NC(数値制御)ミシンによる縫製作業に有効利用することを目的としている。他の三件も生産現場での業務の標準化や電子取引の実現を目指している。