バブル期時代に習得。ファンデーションの色は『素肌の延長』と心がけよ

2011-04-20

わたしが自分のお小遣いではじめてファンデーションを買っだのは、高校を卒業して間もなくのこと。下地の存在も色選びもどこのメーカーを買っていいのかも、まったく見当がつかす、適当にスーパーで買ったという記憶があります。それは紺色のプラスチックのいれ物(ケースのことですが、とにかくダサいのでいれ物、にしておきます)に、濃いレンガ色をした固形(これもパウダーなんて繊細なものではなく)のファンデーションが、すでに一体になっていて(通常ケースとレフィルが別)透明の立体的なプラスチックにパッキングされているもの。とにかく何を買っていいのかわからなかったのです。そして案の定、顔にのせれば首との色の差や壁のような厚さに不快感を覚える。それでも使い方もわからないので、二牛ビ跡や毛穴を埋めるものとして、部分使い用にしていました。それから短大に入学。時代はバブル期を迎え、髪型はワンレン、ファッションはボディコンが大流行。ショッキングピンクの□紅が大旋風を巻き起こしたのもこのころでした。なのでそのような格好で授業を受けている生徒がいても、何の違和感もありません。そして彼女たちのファンデーション使いの見事なこと。陶器のような高級肌はどうやって作るんだろうと、朝早い授業でもパーフェクト肌の健在ぶりに、ただただ感心するばかり。そしてその美しい肌作りには、下地、リキッドファンデーションとパウダータイプ、最後に粉を馴染ませるということを知ってカルチャーショックー・わたしときたら、リキッドの存在さえ知らなかったんですもの。そして思い切って彼女に聞いてみると、快くすべてのメーカーを教えてくれました。さらに、「リキッドやクリームファンデーションは、どんな季節でも自分の肌をほんの少しだけ明るく見せてくれる色がいいわよ。パウダータイプは少し濃い目、パウダー(むしろい)は白っぽ過ぎると表情が止まるので、肌の色をワントーン明るくする色がいいんじゃないかな」。ま、さ、に、プロの域。ベースから仕上がりまでを配慮したカラー構成を、タレントやヘアメイクでもないいち十九歳の学生がここまでアドバイスできるなんてタダモノじゃない。そしてその方法は今日のわたしのファンデーション選びの、筋金入りのルーツにもなっているのです。それから一ヶ月後の入学した年の五月。蓼科にある学校の宿泊所でオリエンテーションと題した親睦会が二泊三日あり、わたしたちのクラスは外部、内部、推薦の計五十二人で、仲よくしましょうと、夜中ひと部屋に大集合(よく入ったなあ)。パジャマのままで自己紹介がはじまりました。つてことは全員スッピン。顔色の悪い人もいれば、力上フーを巻いてくつろいでいる人もいる。そこで誰もが驚いたのが、わたしにファンデーションを伝授してくれた、クラスいち美しい同級生の素顔が、赤ちゃんの肌のような極上の肌だということ。松嶋菜々子似の彼女に五十一人の視線が釘づけになっていると、わたしの隣りにいた友人が、「化粧が濃いのかと思ったら、肌がキレイだから化粧映えするのね」と率直なご感想。ホントだとわたしも見入ってしまいました。当時は化粧したまま寝てしまうというくらい、クレンジングがおろそかにされがち。どんな女性も暇さえあればコンパクトを開いてファンデーションで化粧直ししていました。今、時代の流れとともにナチュラルなメイクが流行出し、自分の素肌を大切にしてあげることの大切さを実感する女性が増えたことは、わたし自身嬉しく思っています。きっと美しいクラスメートは、スキンケアが本当に大事だということに、わたしたちが気づくすっと前から気づいて、実践していたんでしようね!