左脇の締まるような体の回転を作ることだ。そうすれば、体重の移動は正確さを持ってくれる。左脇は締めるのではない。締まるのである。締めにいったスイングは窮屈。窮屈な動きからグリップ型の合致は望めない。締まる動きを作るのはスムーズな体重移動。左脇の締まりは溜めを生む。溜めが飛距離、方向性を作る。溜めが飛距離だけのためにあると考えるのは間違い。溜めは方向性をも宿す。回した腰を戻す時、十回連続で体の中心に戻すのは難しい。大体、五回目あたりから左足寄りに戻している。左へ微妙に移っていき、グリップ位置がずれる。アドレス時のセンター軸が必要。それはスタンス中央位置。ここがスイング始動の基本である。二十四年前、研修生時代の一時期、毎夜三十分間、私は両腕を胸の前で抱き込むように重ね合わせ、前傾した姿勢で上体を回転させた。スイングのセンター軸を見つける動作であった。軸は見つかった。静止しか球を打つので当然の理屈なれど、スイングはゼロより始まる。センター軸はゼロ地点にある。そこを確保せねばグリップ型は合致しがたい。