塾では、一対一のプライベートレッスンが原則です。集団の中には、授業が先に進んでいる子どもと遅れてスタートした子どもが混じり合っています。集団の中で自分のことが何か言える、伝えられるという能力は、生まれもった資質もあるし、教えられ訓練されて身につきます。そういう子どもは、どんな集団の中でも、しっかり発言し、自己主張できます。しかし、集団というのは、そういう子どもに踏み台にされてしまう子どもたちが大多数というのが現実です。10人のうち3人の子どもがよくできて、何人かのできない子どもがいた場合、よくできる子ができない子に教えてあげるような光景をみると、いい関係に見えるかもしれませんが、実は、教えてもらっている子どもはコンプレックスを持ってしまうのです。逆に教えている子どもは優越感を抱きます。人より先に手が上げられる、先生に大きな声で言えるというようなことが、一方は優越感を生み出し、一方は劣等感を生み出す、それが集団教育の現実なのです。よくできる子の縁の下の力持ちのようになってしまう子どもたちのほうが気になるのです。だからこそ、「塾では一対一」の教育を原則としているのです。どの子も生かせるようになってからグループ指導を行えばいいのです。一人の教師が何人の子どもを指導できるかを調べたことがあるのですが、3人以上は無理です。どうしても教師の視野に入らない子がでてきてしまうのです。